この度『しらぬひ』が、先日発表された釜山国際映画祭への出品に続き、1968年の創設以来、世界中のファンタジー・ホラー・SF作品が集結する世界三大ファンタスティック映画祭のひとつ「シッチェス・カタロニア国際映画祭」(2026年10月8日~18日/スペイン)の「スペシャル・スクリーニング(特別上映)」に選出され、上映されることが決定しました。
シッチェス・カタロニア国際映画祭では、2016年に新海誠監督の『君の名は。』が出品され、アニメーション部門最優秀長編作品賞を受賞。他にも『未来のミライ』(細田守監督/2018年)、『犬王』(湯浅政明監督/2021年)、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督/2023年)、『きみの色』(山田尚子監督/2024年)など、日本のアニメ映画界が誇る話題作が上映されています。今回『しらぬひ』が出品される「スペシャル・スクリーニング」とは、映画祭の特別企画や注目作品を紹介する公式プログラムのひとつ。本作がどのような形で現地の観客に迎え入れられるのかにも、期待が高まります。

【主人公・湊役 あの コメント】
『しらぬひ』がシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品されるとのこと、本当におめでとうございます。
僕が演じさせていただいた“湊”という少年の境遇ややり切れなさを、日本を超えて世界で共有することはすごく意味のあることでもあり不思議な感覚でもあり、同時に自分自身が全力で挑んだお芝居をどんなふうに見ていただけるのか、背筋が伸びる想いです。
この作品を少しずつ多くの方に届けられていることが嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。

【片野坂監督 コメント】
歴史あるシッチェス・カタロニア国際映画祭で、『しらぬひ』を特別上映していただけることを大変光栄に思います。
私たちの『しらぬひ』は、日本の片隅にある、ひとつの家族の物語です。
人を想うことの温かさや難しさ、近くにいるからこそ生まれてしまうすれ違い。そうした人の心の揺らぎを、この作品では描こうとしました。
言葉や文化を越えて、作品に込めた想いがどのように受け止められるのか。
作品が自分たちの手を離れ、遠くの人々へ届いていく。この実感もまた、映画を作る喜びのひとつなのだと、今まさに感じています。